2015年2月22日日曜日

ハズレ馬券経費?

注目していた裁判で、ざっくりと概要は・・・28億円馬券かけて30億円当たりがでた人がいて、当たり分の30億円に対して税金をかけるか、28億円を経費として計上して儲かった分2億に対して税金をかけるか・・・の裁判です。

<実はもっと最初に注目したのは・・・被告人の方が競馬の予想システムのソフトを自分なりに改良してこのように勝つシステムを作った・・・という驚きですが>

話しを戻しまして。
30億円に対してかければ2億円分の浮きなどなくなるのでギャンブルとして意味がなく賭け損ということになります。

私は当然2億円に対して税金がかかると思っていたのですが、検察側から訴訟すれば99%勝つという実績があるので、どうなるのかなーと思っていたのです。

で最高裁で結審がでまして2億円に対して税金がかけられるという、ある意味当然という結果が出たのです。

ですが・・・一個問題が出てきたとも感じたのでブログに残そうと思ったのです。
お金を投資している以上資産形成の一つと考えられます。ギャンブルでも?
経費の差し引きで儲かった分に対して税金がかけられますね?
今回は儲かった分に対しての税金ですが、他の年に損していたら経費計上しても良いということになります。ギャンブルでも?

競馬以外にも競艇競輪全部。趣味でやっているようで実は控除対象ということですかね?
(ちなみに宝くじは当たっても税金申告はいらないので、控除対象にはならない・・・はず。パチンコも税金申告不要かな?)
なんかしっくりこない気もしますが株式投資がそもそもギャンブルだとも言えますし。
赤ペン持った競馬場のおんつぁんも投資家でハズレ馬券で税金控除できるっつー事か?
ゴールした瞬間馬券放り投げてるけどアレ経費証明書て事になるの?

なるね!!
ギャンブルしてる人に教えてあげましょう。

2015年2月6日金曜日

トマ ピケティ 「21世紀の資本」

先日久しぶりに本屋で新刊を買いました。いつもは図書館を利用するのですが200人待ちだったのであきらめました。
今ちょうど著者のフランス人経済学者の方が来日しているようです。

まだ全然読み切っていないのですが・・・講義が放送されていたので概要は分かっています。

「99%」
何年か前にニューヨークでデモがありその中心に掲げられていたのが「99%」のプラカードでした。
掲げた人達は・・・「1%の富裕層達が富を牛耳って私たちは99%だ、この格差何とかしてくれー」っていう不満です。
その前後に小さく・・・富裕層の人たちが「私達から税金を取ってー」というデモも起こっています。
そういう珍しいデモがあったので覚えているのですが、、、その1%だ99%だという数字が出てきたのはこの本からの引用だったようです。

各国の所得と資産データから現在こんなことになっているよ。このままじゃ富める者はより裕福になり貧しい者は貧しいままでチャンスなどなくもっと増えていくよって事です。
今はビッグデータが扱えるようになり100年前からの記録などを使って紹介していきます。
その格差がアメリカで顕著に出ていてデモにつながりました。

本では、ある程度の格差は資本主義社会ではむしろ良いけど、ありすぎるとその根幹の一つの能力主義の実現もできなくなり立ち行かなくなる。
そこで富の分配がある程度実現できれば、少しは平等な世の中が作れる・・・といった事です。

で、先月オバマ大統領が富裕層への増税を発表しましたが、まさにこの本からの影響だと思います。


もしかしてノーベル経済学賞でもとるんじゃないかな?とも思っていますが、、、影響が大きければ批判もあるし無理かな?分かりやすいし。

そして日本に置き換えたり、自分の身の回りに置き換えたりすると、、、また色々思いが巡ります。
では、ゆっくり読みます。

2015年2月5日木曜日

billy bragg ビリーブラッグ

20年間探してたものが見つかった。大げさに言うと・・・。

ビリーブラッグ
70年後半のロンドンパンク全盛の時にリアルタイムにパンクムーブメントの影響を受けて、また幻滅し一人路上演奏で活動を開始した人・・・ということです。
基本的な音楽スタイルは歌とエレキギターのみの演奏スタイルです。

私が最初に知ったのは20年近く前、高校生の時に(その時はMTVやメロコアムーブメント)アメリカのバンド<RANCID\ランシド>がRadioという曲の中で「親父がビリーブラッグのレコードを叩き割った、コミュニストの意見を聞きたくなかったのさ」っていう一節があって、それ以来探してたのですが・・・皆無。
日本盤でないのはしょうがないのですが、HMVやタワレコの輸入盤でやっとbilly braggの項が見つかるも・・・商品なし。っていう足で見つけるしかない時代。昔は出会いがなければホントどうしようもないんですよね。ただ聞いたこともなかったからそこまで執念持って探してたわけでもないんでけどね。
でも・・・執念で探すべきモンだったと今は思っています。

物議を醸す内容も多くおそらく本国ではそれなりに知られているんだと思いますが、日本では雑誌に名前が出てくることもほとんどなく、印象に残っているのはポールウェラー(The Jam)がビリーブラッグ他と共に政治活動に参加していた、との情報ぐらい。

久しぶりに訳詩(下の曲、どこまで合ってるか分からんけど・・・)をしてみると、ただの戦争反対の曲でなく労働者自身が戦争に参加していないようでも手助けしていて自分に降りかかってくる問題だよ?っていう曲です。簡単に言うとそう俺はそう受け止めた。